人間関係は「感情」で動く

幸せな人生とはどんな人生か?

作者は最近よく読ませていただいている精神科医の和田秀樹先生です。たくさんの作品を世に送り出している先生で様々なテーマに対してとてもわかりやすく解説されているのでどんどん他の作品も読んでいきたいと思ってます。

感情について精神科医の目線で解説してくださっていて、その感情が人間関係において如何に重要かを解説してありました。
私が読んでいて印象に残ったのが、感情の起伏を大きくすることが重要、感情を素直に表現できる人は付き合いやすいということでした。

それぞれ解説すると、まず感情には喜怒哀楽がありそれぞれの感情を大きく表現することが人生を楽しくしてくれるということでした。
感情があることで理性では違うと思っていることでも、あえてやってみたくなったりやってみると楽しいと思えるそうです。

論理的に、理性的にはこれはやったら損すると分かっていても一回やってみたくなることってありますよね?
将棋の羽生名人もそのような衝動に駆られて絶対悪手だとわかっていたけどさしてみたくてさした一手があったそうです。それ以降はやらないと仰っていたそうです。

感情は私たちが行動を起こすきっかけになります。何も感じないで平坦な気持ちでいると、これをやってみよう、あれにチャレンジしたいとは思えませんよね?その感情をうまくコントロールできるかが大切で、少しでもその起伏を敏感に感じ取りなぜそう思ったかや自分はどういう思考をしやすいかを分析することで自分の行動をうまく誘導できるようになるそうです。

二つ目の感情を素直に表現することができる人は付き合いやすいということについてですが、これは例で会社の上司の場合として挙げていましたが、感情が読みやすい上司とそうでない上司はどちらが良いかという話でした。

お前者の場合だと部下としては何が良くて何がまずいかを上司の反応から判断しやすくなり、安心して仕事ができるようになるとのことでした。

一方で感情が分かりにくい上司だと何が良くて、何が悪いかを判断しにくくなるので自分の仕事が合っているのかどうか不安になってしまうそうです。

ミステリアスな人がかっこいいなど、恋愛対象などで言えばもしかしたら感情が分かりにくい人の方が良いかもしれませんが、私の場合には一緒にいて疲れてしまうかもしれません。

そういう意味で単純で分かりやすい人の方が付き合いやすいというのは頷けることだと思います。

以上が本書を読んで印象に残ったことになります。自分自身感情の起伏が激く、それを何とか平坦にしようと思っていたのですが、素直に表現することに関しては良いことだとわかったので,この性格を上手くコントロールできるように練習していきたいと思いました。

それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。

Let’s Keep Walking!!

人間関係は「感情」で動く

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